急に暑くなった天気のせいか
このごろに限っていらいらすることばかりだよ
どこにも行きたくないし
食べたいものも全然ないよ
ただ君と一緒に涼しい日陰で
くだらない話を交わしながらそんなにいたい
汗をかいた手を握ったまま木陰の下で
下手なキスを交わしながら
昼には熱い愛を分け合って
夜になると静かな詩を
泳ぐ夏の風に溶けて
大きな橋でまた会うんだよ
青い季節が息づくあの場所には
明るく輝く宇宙を抱いていて
この上なく美しい星の動きに
沿って私たちも一緒に踊ろう
熱気が冷めない夜明けの空気も
ひんやりする前に感じてみて
暖かい息を
いつか雨が降るだろうけど大丈夫
その時は思い切り泣くことにしよう
たった一度だけの今のために
あの月に名付けよう
素敵な名前で
君と共にする30番の夜に
愛をこめて
みんなが眠った夜になると
黒い羽毛が舞い込んだ雲の上に乗って
お互いを抱きしめたまま何時間も過ごし
そのまま向かい合って後ずさりしよう
見られるように
反対側に立っているが一番近いもの
私たちの心は夏の星座のように
お互いにつながっているから
後悔のない7月の夏を迎えて