遙かなる桃源郷(シャングリラ)
遙か地平の彼方に
浮かぶ桃源郷(シャングリラ)
愛に溢れた国へと
辿る旅人
石畳を渡る風がウツロな胸を吹き抜けて
還らない貴方(ひと)の名を呟いてみた
私は吐息で好きだよと告げて微笑むのひとり
遠い蜃気楼のよに
招く桃源郷(シャングリラ)
愛にはぐれた心を
抱いた旅人
カーニバルに騒ぐ街も火の酒に浮かれる夜も
哀しみの傷跡を癒せはしない
私は失くした春の日を捜しさまようのひとり
遙か地平の彼方に
浮かぶ桃源郷(シャングリラ)
愛に溢れた国へと
辿る旅人
遠い蜃気楼のよに
招ㄑ桃源鄉(シャングリラ)
愛にはぐれた心を
抱いた旅人