恋してる二人の話は弾み 限界の所で沸騰してる。
元手が掛からない様に 地図確認する、
尤もそうな二人の道中は 標識で溢れてる。
安心の二人は背中を丸め お隣りの隣りの顔さえ見ずに、
キスしてギター弾いて クソして寝る時、
尤もそうに口を尖らせては 愛の不足感じる。
惨めな毎日を誇張し唄う 唄うべき唄など無い踊り屋が、
自由を探してる様な含みを持たせた、
尤もそうに習慣の風呂場で 唄う唄で騙した。
ウー・ベイビー・ウー・イー この会話に霞みが立つ。
ウー・ベイビー・ウー・イー 愛しの君あれを見なよ。
あの裁判所は 恐怖のサーカス小屋。
乱暴な証言も 妙な正義を着る。
汲み置くそれぞれの知識が淀み 限界で無理強い納得させる。
ハンデを負ってる様な顔の練習と、
尤もそうに喋る骨とやらの研究に余念無し。
床に染み込んでる情念とやらは 靴下の臭いとそう変わらない。
公正に裁いてと 目潤ませながら、
尤もそうに習慣の風呂場で唄う唄で騙した。
伝統ある湯気の中に これだけ人が集まると、
溜息でる審判さえ 湯舟で聴く数え唄。
道義を説く風を受けた屋根の上のアンテナが、
幼少からの癖ですよと爪を噛んで鼻穿<ほじ>る。
ガス栓しめ 火の用心 戸締りして お祈りを。
明りを消し 二人だけの 尤もそうな夜は更ける。