いつの間にか頭の中はあなたでいっぱいになって
あなたの横顔にはまってしまう私は桜で
赤くなった両頬を隠したまま
あなたの瞳を見てる
いつのまにか暗くなった空のように
深いあなたの瞳の中に私が入れられるかな?
柱の後ろに身を隠してあなたを見てる
あなたに会うために時間をさかのぼって
ここまで来たのに
何故かどきどきする心が恥ずかしくて
目も合わせずに首を回すの
数千年のいたずらが嫌いで
意地悪をするんだよ
あなたが恋しくて数億の宇宙を通ってきた
もうちゃんと見てね
愛をささやく静かなまなざしで
私を夜に連れて行ってくれ
夜空に彩られた花びらのように
あなたの目に
世界にたった一つだけの小さな星
あなたの黒い空の中を泳ぐ
私という桜の花びらをあなたの瞳に
とどめてあげる