はるかな 吐息のかけら
いくつも おりたつ幻
新月の夜 ふかく
葉霧の瞳はひそかに
まばたく 闇夜の記憶
風は木々ならして 不思議の口笛 遠く遠く
響けよ Cadenza 月影わたって
たちこめる夜に まばゆい香り
響けよ Cadenza 月影わたって
銀の糸をはる悲しいしらべ
ノクターンは かすかな叫び
足音 水晶模樣
ふりむいたその時 不思議のハーフ 遠く遠く
響けよ Cadenza 月影わたって
はりつめる夜に うかぶ虹の輪
響けよ Cadenza 月影わたって
銀の糸つむく 悲しいしらべ
きこえるほら
光る星は 風のなみだ
枯れ葉が夜毎に夢みた
梢に 灯りがともる
きらめいたその時 不思議の口笛 遠く遠く
響けよ Cadenzo 月影わたって
はりつめる夜に うかぶ虹の輪
響けよ Cadenza 月影わたって
銀の糸つむく 悲しいしらべ
夜空を駆けて